Gamificationの導入に必要なもの

こんばんは、steX 豊田です。

今日はGamificationの導入に関してお話をしたいと思います。

Gamificationを導入するメリットに関しては今までお話ししてきた通りで、
どのようなサイトであってもメリットを出せると考えております。
(詳細に関しては過去の記事をご参照ください)
ではどうやれば導入することが出来るのか考えてみましょう。

まず最初に必要なものは、当然ながら基となるコンテンツおよび目的です。
Gamificationは主目的の付加要素として「おもしろさ」を与えるものですので、
基となる主目的が当然必要となります。

次に必要なものは、どのような「おもしろさ」を与えるかというビジョンです。
これも当たり前ですがヴィジョン次第でコンテンツがどのようになるか大きく変わってきます。
さて、ユーザーに対して「おもしろさ」を提供する場合、大きく以下の2種類が考えられます。
・テレビゲームのような一般でいう「ゲーム」として提供する
・目標を作ってやったりポイントを持たせることで、それらを達成したい!もっと貯めたい!という
欲求に訴えかける形で提供する

まず、前者に関してですが某自動車会社が車を宣伝するためにその車種名の付いたゲームを開発して、
無料で配布したりしたことがあります。某お菓子メーカーも似たようなことをしていました。
こちらの方法のメリットとデメリットを挙げてみましょう。
【メリット】
・ユーザーに「おもしろさ」が伝わりやすい。
・ゲームの名前とすることで実際にゲームをしなくても知名度を上げる手助けとなる
【デメリット】
・専用のゲーム開発になるのでコストが非常に高い
・元々ゲームを作っている会社以外の場合には開発が難しい
・ターゲットが一般的にいう「ゲーム」をする人でない場合には効果が薄い
・ユーザーが飽きた場合、戻ってきにくい
・効果が「ゲーム」の出来次第で大きく変わってくる

では、後者に関しても挙げてみます
【メリット】
・前者と比較すると長期的な集客を見込める
・幅広いユーザーに対して効果を見込める
・手法がある程度確立しているので、一定量の効果を得ることが出来る(※注)
【デメリット】
・最初は「おもしろさ」が伝わらず取っつきにくい場合がある
※注
ある程度確立しているといってもまだまだ未完成の分野ではあるので、
これからどんどん手法が増えていくと思われる。

方法によってこのような違いが出てくると思われます。
前者の「ゲーム」はコンソールゲームに似ており、
後者はソーシャルゲームに似ているといえるでしょう。

先日お話しした、弊社が作成中であるGamificationの基盤は後者を目指して作成中です。
もし今のうちからご相談等ありましたらお気軽に support@stex.co.jp までご連絡ください。

また、この分野はまだまだ伸び代が多くあり、非常に難しい分野です。
私たちと一緒に作ることにチャレンジしたい!という方も募集しています。
その方も support@stex.co.jp までお気軽にご連絡ください。

Gamificationの基盤を作成中!

こんばんは、steX 豊田です。

2回に渡ってGamificationとは何かということについて語ってきました。
Gamificationはそれぞれのサービスの補助的役割を果たすということです。

ここでまた問題が出てきます。
Gamificationを利用してより多くのユーザーに興味を持ってもらいたいというサービスは
大抵の場合、そのような娯楽系には疎いのではないかということです。
※本記事では「ユーザー」を「顧客に限らず、一般にネット等で情報を閲覧している人」と定義します。

元々娯楽系のサイト作り等に強いサービスであれば、やはりGamificationとは言わないまでも、
サイトはおもしろいものに溢れているのではないかと思います。
そのようなサイトは現状のままでもユーザーに興味を持ってもらえているはずで、
Gamificationのメリットは小さなものになるでしょう。
(もちろん、Gamificationを利用する母数が増えるので効果を数で計測するのであれば大きな効果を得ることができます)

実際にGamificationを行うことでユーザーの関心を高めることが出来るサービスとは
元々があまりユーザーの興味をひかないサービスである場合や、
一般にネットで情報を検索しようとはあまり思わないサービスになります。
例えば、主要ターゲットを企業に絞っているサービスはユーザーの関心を集めづらいと思います。
普通に生活している分には名前も聞かないし、何をしている会社なのかも分からないと。
ただ、そのような企業でも一般のユーザーから興味を持たれることによるメリットは大きいです。
・就職活動をしている人たちの選択肢の1つとなりやすい
・投資家へのアピール
・顧客企業の増加
他にも、例えば日用品や事務用品を扱うようなサービスや、
ネットショッピングなど、他サービスとの差を付けることに意義があるサービスの場合には
大きな効果を得ることが出来るのではないかと思います。

ただ、先にも書きましたが、主にそのようなサービスを運用しているところが
Gamificationといった要素を独自で作成して導入するのは難しい場合が多いと思います。
そこで、我々steXが、安価で素早く導入でき高機能なGamificationの基盤を作成し、
それを提供していきたいと考えています。

現在開発陣が必死にGamification基盤を作成中ですのでもうしばらくお待ちください。

次回もGamificationの基盤に関してお話しをしていきます。

Gamificationを利用する目的

こんばんは、steX豊田です。

今回も前回に引き続いてGamificationに関してお話ししていきたいと思います。

前回の最後にも書きましたが、
Gamification自体は「おもしろさを気付きやすくする」という目的・効果しか持っていません。
ですので、サービス全体の目的や効果は、各サービスを作る際に決める必要があります。
ここが一般でいう「ゲーム」とは大きく違います。
「ゲーム」に分類される大半のものは、主となる目的が「ユーザーを楽しませる。面白いと感じさせる」となり、
その副目的として何かしらのメッセージを加えることになります。

Gamificationを利用する場合には主となる目的が存在し、
それに加えておもしろさを提供出来ることになります。
このことから、サービスを提供する側には以下のメリットが生まれます。
・ユーザーに主となる目的(メッセージ)を強く伝えることが出来る。
・そのメッセージが取っつきにくい場合でも、サービス自体がおもしろいため、時間をかけてユーザーに伝えることが出来る。
・単純にユーザー数の増加が見込める

また、ユーザー側にも以下のメリットが生まれます。
・サービスの主となるメッセージが目当てで利用しただけなのに、おもしろさを味わえる。
・ゲームをしただけで、サービスの主となるメッセージまで受け取れる。
・チェックするサービスが増える。

このようなメリットが生まれるほか、さらにGamificationの基盤となる部分が統一されている場合には
以下のメリットが追加で生まれてきます。
・似たような仕組みで楽しめるサービスが他にもあり、そこをユーザー同士やサービス同士で紹介できる。
・ポイントを共有することで、複数のサービスをまたいだランキング等を出すことができる。

私たちはこういったGamificationを通じたつながりを目指しています。
Gamificationが浸透していくことで、
「遊んでいたと思ったら、いつの間にか仕事が終わっていた」となってしまう世界を作りたいです。
だって、そのほうが楽しいでしょう?

次回は私たちが作成しているGamificationの仕組みについて簡単にですがお話ししたいと思います。

Gamificationとは

こんばんは、steX豊田です。

みなさんは「Gamification」(ゲーミフィケーション)という言葉を聞いたことがありますか?
世界的には普及してきている言葉ではありますが、日本ではまだまだ聞き慣れない言葉だと思います。
簡単に説明してしまうと、Gamificationは物事を「ゲーム化」することです。
ただ、内容としてはまだまだ正解も出されていなければ完成形でもなく、
単純にゲームにするというわけではありませんので、私たちは原語のまま「Gamification」と呼んでいます。

では、このGamificationは何を目的としているのでしょうか。
私たちはその目的をこう定義しています。
「おもしろさ」を気付きやすくするための補助をするもの
初めに何かをする時、人は何をすればいいのか戸惑ってしまいがちです。
例えばFacebookに登録した時、何をすればいいのか分からなかった人も多いでしょう。
学校に入学したり会社に就職した後に、何をすればいいのか分からなかった人も多いと思います。
そのように、最初の「何も分からない」という状態を「おもしろい」という状態にしていくことをGamificationだと捉えています。

Gamification自体はサービスではありません。
元々何かのサービスがあり、それに付加価値を付けるものがGamificationです。
ですので、Gamificationを利用するサービス自体には別の目的があります。
上記の例でいいますと
・Facebookであれば、(おそらく)人とのコミュニケーション
・学校であれば、勉強すること
・会社であれば、働いて稼ぐこと
といったものになります。(あくまで例です)

Gamificationを利用することによってその目的をより楽しんで達成出来るようにします。
また上記の例を用いますと
・Facebookであれば、プロフィールを埋めるごとに、また友人の発言に「いいね!」をつけると点数がもらえる
・学校であれば、皆勤賞や、講義ごとの単位を集めるということ
・会社であれば、成績を点数化してそのランキングを出すこと
というように、ゲーム性を持たせることができます。実際に行われていることもありますね。
Gamificationは、通常であれば「面白い」と感じづらいことを「面白い」と感じやすくしてくれます。
目標やランキングがあると「わくわく」してくるでしょう?

次回もGamificationに関して書いていこうと思います。